「SNSでの集客に興味がある」「SNSでどういう施策が効果がよいか分からない」と考える方もいるでしょう。そういった場合は、他社のSNSでの集客成功事例を参考にすると、自社のマーケティングに活用が可能です。
この記事ではSNSでの集客成功事例、SNS集客のメリット、成功させる方法を解説します。
※目次※
SNSの集客成功事例10選
本章では、SNSの集客に成功した10社の事例を紹介します。
NTTドコモ|dポイント拡大のためのSNS運用
NTTドコモは、ポイントプログラム「dポイント」の入会や利用を促進させる目的で、InstagramやX(旧Twitter)を運用しました。
NTTドコモではSNS運用専任の部署を作り、オリジナルキャラクターを活用した独自性のあるコンテンツを提供しています。
たとえば、キャラクターの画像が少しずつ変わるアハ体験をInstagramのリールズで展開し、多くのリアクションを獲得しました。エンタメ要素のある投稿が注目を集め、伝えたい内容の投稿に関連したインプレッションの増加に成功しています。独自性のある投稿を用意すると、他の投稿への注目度を上げられるでしょう。
アサヒビール|バズらせるキャンペーン
アサヒビールは、新スーパードライのSNSキャンペーンで集客に成功しています。具体的には人気お笑い芸人の笑い飯・アンガールズ・人気YouTuberなどのインフルエンサーを起用し、複数のSNSでPR投稿をしました。
アサヒビールの公式アカウントだけでなく、インフルエンサーのアカウントからも投稿してもらうことで多くのファンからの反応を獲得しています。インフルエンサーのファンに訴求し、情報拡散を早く広く拡散することに成功しました。影響力のあるインフルエンサーを上手く活用すると、新商品の効果的なアピールにつながります。
エン・ジャパン|コンバージョンAPIの導入
人材派遣求人情報サイトを運営するエン・ジャパンは、Facebookでcookieに頼らずマーケティングデータを測定するコンバージョンAPIを導入しました。
近年、ウェブブラウザに蓄積されたcookie情報を第三者が利用することを控える流れが加速しています。Facebookでも規制が強化されたため、エン・ジャパンはコンバージョンAPIを導入して、cookieに頼らず、キャンペーンがどの程度の効果があるか、精度の高い測定に成功しています。その結果、広告のクリック率を向上させ、会員登録数を増やしました。
適切な効果測定や広告配信の内容を見直す大切さが分かる成功事例といえるでしょう。
マツモトキヨシグループ|LINEアカウントの運用
ドラッグストアでお馴染みのマツモトキヨシグループでは、LINEアカウントを中心にSNSで集客を図っています。
LINE限定のクーポン配布やウサギのウーとのコラボスタンプの無料配布などの施策を行ったことで、フォロワー数2,000万人以上を達成しました。LINEはメールよりも開封率が高いため、効果的にユーザーにメッセージを届けることができます。
また、Instagramでは、サプリメント・化粧品などの日常生活に役立つ商品紹介の投稿を行っています。商品のアレンジレシピやライフハック情報の投稿を行い、ユーザーの興味を引くコンテンツ提供を行っています。
ユニクロ|徹底的なInstagram戦略
ユニクロは、Instagramのハッシュタグを上手く活用してSNS集客に成功しています。画像が中心のInstagramは、洋服を魅力的にみせる効果が期待できるSNSです。
ユニクロでは投稿する際、「#着回しコーデ」や「#今日のコーデ」などのハッシュタグを付けています。フォロワーでなくても、洋服に興味のある人の目に留まる機会を増やしました。SNSで集客を図る際は、ハッシュタグをうまく活用すれば、多くの人にリーチすることができます。
スターバックスコーヒー|会員制のプログラム
スターバックスコーヒーは、Starbucks Rewardsと呼ばれる会員制のプログラムとInstagramを活用した集客で成功を収めました。
無料で誰でも参加できる会員制のプログラムは、独自のポイント制度を導入しています。スターバックスコーヒーのファンに効果的なアピールをしました。
スターバックスコーヒーInstagramアカウントは、SNS映えを意識したおしゃれな投稿を中心に、Instagramを利用する若年層や女性の集客に活用しています。投稿写真から商品ページに移動できるように工夫されている点も特徴です。SNS映えとユーザビリティーを意識した運用を行っています。
シャープ|個性的な「中の人」
シャープは、個性的なSNS担当者のつぶやきで成功しました。企業の公式アカウントの多くは、淡々とした内容が中心です。シャープは、シャープの一社員がつぶやいているような内容を投稿しています。人間味のある投稿といえるでしょう。
たとえば猫の日にニャープ株式会社に名前を変えたり、シャープの商品を購入したフォロワーにお礼をしたりします。フォロワーからも、シャープさんという愛称で愛されてきました。SNS担当者の個性が感じられるユニークな方法も参考になるでしょう。
日本コカ・コーラ|積極的なSNSキャンペーン
日本コカ・コーラは、頻繁にSNSキャンペーンを行い、消費者の注目を集めてきました。
たとえば新製品を発売する前に、SNS上でカウントダウンをしたり、ドリンクチケットが当たるキャンペーンを実施したりして、商品のヒットにつなげています。
消費者の期待を高める方法を考え、拡散を狙ったSNSキャンペーンも頻繁に開催してきました。積極的なSNSキャンペーンで拡散を促しています。
ハーゲンダッツ|SNSごとに戦略を変更
ハーゲンダッツは、SNSの特徴に合わせて戦略を変えています。Facebookでは企業公式アカウントのイメージにあった真面目な投稿、Instagramでは視覚の印象に残りやすいコンテンツなど、SNSごとに異なる内容の投稿を続けてきました。不特定多数がみるTVCMでは、ハーゲンダッツのブランドイメージを表現した印象的な内容が多くみられます。
それぞれのSNSの特徴を分析し、利用しているユーザーに響く投稿にすると、宣伝効果がより期待できるでしょう。
丸亀製麺|キャンペーンで売上アップ
丸亀製麺はX(旧Twitter)に力を入れて、商品ブランドの認知度を向上させ、売上アップに成功しました。
新商品のプロモーションでは、事前告知、販売開始、ピーク後の3つにPR期間を分けて、異なったキャンペーンを実施しています。自作したハッシュタグで投稿を促し、トレンド1位を何度も獲得しました。
商品の発売前後で期間を区切って、それぞれに効果的なSNSキャンペーンを行う点が参考になるでしょう。
SNSで集客をするメリット
ここからは、SNSで集客をするメリットについて紹介します。
無料で利用できる
SNSは費用をかけずに集客できます。
SNS以外の集客方法は費用がかかることが一般的です。SNSが普及する前は、テレビCMや新聞広告、チラシなどが主な集客方法でした。このような集客方法は多くの人の目に留まる反面、多額の費用がかかります。
多くのSNSは無料で利用可能です。SNSはメールアドレスや電話があれば簡単にアカウントを作成できます。運用に関しても外注しなければ、費用を抑えた集客が望めるでしょう。予算が少ない場合も、工夫次第で大きな集客が見込めます。
会社や商品の認知度があがる
SNSは不特定多数の目に入る可能性があります。自社の商品を知らない人に存在が伝わると、認知度向上につながるでしょう。
また、SNSには拡散力があります。インフルエンサーを利用したり、ユーザーが参加できるキャンペーンを実施したりすると、SNS上で自然に広がるでしょう。
ただし、よい意味での認知度を上げるにはコンテンツの質が重要といえます。宣伝が中心の投稿は、ユーザーに避けられるかもしれません。コンテンツの内容を精査して、目的に応じた戦略をとりましょう。
顕在層以外の目にとまる
SNSを利用すると、顕在層以外の潜在層にアプローチできます。顕在層は、商品やサービスが欲しいと思っている人です。潜在層は今すぐ購入する予定がないものの、ジャンルやテーマに興味のある層をさします。
SNSでは認知度を高められるような投稿が可能です。見込み客と呼ばれる潜在層へのアプローチに向いています。視覚のインパクトが強いコンテンツやユニークな投稿で、会社やサービスを知ってもらいましょう。潜在層が顕在層に変わったとき、商品購入やサービス申し込みにつながります。
SNSで集客を成功させる方法
ここからは、SNSで集客を成功させる方法を紹介します。
自社や商品にあったSNSを選ぶ
自社や商品のターゲットにあったSNSを選ぶと、効果的に集客できます。主なSNSの特徴は、以下のとおりです。
SNS名 |
|
|
LINE |
TikTok |
X(旧Twitter) |
ユーザー数 |
3,300万人 |
2,600万人 |
8,600万人 |
950万人 |
4,500万人 |
年齢層 |
10代から20代 |
30代から40代 |
10代から60代 |
10代から20代 |
10代から30代 |
特徴 |
ビジュアル面でアピールできる |
実名登録で比較的炎上しづらい |
利用者層が幅広い |
若年層への影響力が高い |
拡散されやすい |
ターゲットが多いSNSや拡散しやすいSNSを利用するとよいでしょう。複数を組み合わせた運用もおすすめです。
SNS集客のゴールを決める
SNS集客の目標を決めてから、具体的な施策を考えるようにしましょう。ゴールが決まらないと、ペルソナや施策が定まりません。適切なSNSの運用が難しくなるでしょう。
SNSを運用する目的はKGIと呼ばれます。以下のようなゴールが挙げられるでしょう。
- 会社や商品の認知度拡大
- ブランディング
- 購入促進
- ファンの獲得
- ファンとの交流
複数の目標を設定した場合、どの目標を優先するかを決めておくことが大切です。
ターゲットを分析する
ターゲットを分析することは、SNS集客成功の秘訣です。ターゲットの興味をひくSNS運用は、効果的なアプローチにつながります。
既存顧客の情報や商品のイメージから、年齢や性別、職業、趣味などを含めたペルソナを作成しましょう。ペルソナに当てはまるユーザーが多く利用しているSNSを優先して利用します。社内チームでSNS運用をする際は、ペルソナ像を共有することで投稿内容に一貫性が出ます。
ターゲットに合うインフルエンサーを起用する
ターゲットに合うインフルエンサーを起用すると、集客に成功します。インフルエンサーは情報の拡散力が高く、狙った層へのターゲティングが可能です。
若年層を狙いたいなら若年層に人気のインフルエンサー、特定の趣味の人を狙いたいなら、その趣味を中心に発信しているインフルエンサーを起用するとよいでしょう。
自社サービスと相性のよいインフルエンサーが分からない場合、キャスティング会社の利用がおすすめです。wonderXでは、キャスティングから企画までスピーティーに対応しています。興味のある方は、ぜひご相談ください。
まとめ
SNSの集客成功事例の多くは、SNSのメリットやターゲット層を細かく分析して効果を出しています。SNSを効果的に利用したい場合は、しっかりした分析が大切です。
SNS運営に不安をお持ちのときは、ぜひwonderXにご依頼ください。効果が期待できるインフルエンサーを使った集客をサポートします。
wonderXは、ライトなインフルエンサーから100万人以上フォロワーのいるトップインフルエンサーまで幅広いキャスティングが可能です。キャスティングから実施まで、最短で1週間にて対応できます。突発的なキャンペーンを実施する際にも、ぜひお役立てください。
株式会社wonderXの特徴
- トップインフルエンサーだけでなく、マイクロインフルエンサーの紹介ができる
- インフルエンサーだけでなく、VTuber、芸能人、タレントなどのキャスティングが可能
- Instagram、X(旧Twitter)、YouTube、TikTokなど多様なSNSに対応
- キャスティングからSNSの集客の企画設計、実施、レポーティング、改善と連続したサポートが可能
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(参考: 『wonderX inc.』)