SNSプロモーションでは、高い拡散効果と宣伝効果を得られます。そのため、自社での導入を検討している方も多いのではないでしょうか。導入前に成功事例を確認すると、これから行うSNSプロモーションに生かせます。
本稿ではSNSプロモーションのメリットや、成功事例をもとにしたポイントを解説します。
※目次※
- SNSプロモーションとは
- X(旧Twitter)のSNSプロモーション成功事例
- InstagramのSNSプロモーション成功事例
- TikTokのSNSプロモーション成功事例
- SNSでプロモーションをするメリット
- SNSプロモーションを成功させるポイント
- まとめ
SNSプロモーションとは
SNSプロモーションとは、SNSを利用した商品の認知や販売促進、ブランディングのことです。
SNSは、ターゲットユーザーにリーチしやすいという特徴を持ちます。高い拡散力や、ユーザー間のコミュニティ力はSNSの強みです。よりリアルな情報を発信するプラットフォームとして注目を集めています。
SNSマーケティングはプロモーションを開始するための初期コストの低さがメリットです。予算に応じたマーケティングを展開でき、費用対効果の点でも高いといえます。
X(旧Twitter)|SNSプロモーションの成功事例
X(旧Twitter)は、ハッシュタグやリポストによる波及効果が特徴です。安定した拡散力と訴求力で多くの成功事例を生み出してきました。
アース製薬
アース製薬のX(旧Twitter)アカウント(@EarthOfficialJP)は、人気アニメ「鬼滅の刃」とのコラボ商品のPRを目的とするフォロー&リポストキャンペーンを行いました。
成功のポイントは、コラボ商品を販売している場所についてコメントをすることで応募できるWチャンスです。商品があるお店の場所がリプライに蓄積され、販売促進にもつながりました。
東映
東映公式【関西】(@Toei_kansai)のX(旧Twitter)アカウントは、ユニークなインセンティブでファンの心を掴みました。それは、映画「大怪獣のあとしまつ」の公開記念プロモーションです。
大怪獣の「あとしまつ」を請け負う映画になぞらえ、遊び心のあるキャンペーンを行いました。撮影で使用した大怪獣の表皮をインセンティブにしたキャンペーンは、高評価を得ています。
日清食品
日清食品が2023年2月15日に実施したキャンペーンは。短期間で大きくフォロワーと認知を獲得しました。キャンペーンは、冷凍ラーメンが1,000人に当たるものです。インセンティブが実用品であり、当選者数の多さが注目を集めました。
リポストキャンペーンは拡散効果が高いといえます。ユーザーの「自分も当たるかもしれない」という期待が加わり、大きな成果を上げました。
江崎グリコ
江崎グリコがパピコの公式アカウントで実施したキャンペーンは多数のリポストを獲得し、大きな反響を呼びました。キャンペーン内容は、リニューアル商品のお試しを目的としたもので、商品の無料引き換えクーポンが当たります。
当選者が35,000名であり、「当たるかもしれない」と感じた人が多く参加しています。その場で結果を確認できる「インスタントウィン形式」である点がさらに効果を高めました。
マネーフォワード
マネーフォワードは家計簿アプリの認知拡大としてキャンペーンを実施しました。キャンペーンは、URL型のインスタントウィン方式です。
マネーフォワードは個人や企業向けの家計簿アプリを提供しています。商品をAmazonギフト券にして参加率を高めつつ、URLに誘導しアプリ登録も促すという方法で自社商品の二次訴求を行いました。
Instagram|SNSプロモーションの成功事例
Instagramは画像を中心としたSNSです。おしゃれ感や「映え」要素がキャンペーン成功のカギといえます。
成功事例の大半が画像や映像によるものです。加えて、ユーザー参加を促しているところも成功の理由に含まれるでしょう。
サムスン電子
サムスン電子は、モバイル製品Galaxyの既存ユーザー向けに写真投稿キャンペーンを実施しました。応募の要件は「Galaxyでの撮影」です。限定された条件が付いていましたが、総計10,000超えの投稿がありました。
ハッシュタグ「#Galaxyカメラ部」はキャンペーン終了後もユーザー間で使用されています。所属意識を向上させてブランドイメージを高める目的が果たされました。
ドミノ・ピザジャパン
ドミノ・ピザ公式(@dominos_jp)のInstagramアカウントは、キャンペーンを活用してブランド好感度の向上に成功しています。2022年夏の産直ドミノキャンペーンで「体験プレゼント」を実施しました。
このキャンペーンでは、ドミノピザの産直ピザ作り体験への参加権が当たります。夏休みの自由研究としてというメッセージが保護者の心を掴みました。
ハリボー
HARIBO(@haribojapan)が実施したハリボーお花見キャンペーンは、お花見をテーマとしたユーザー生成コンテンツ(UGC)です。
「フォローしていいねをすれば参加できる」という参加ハードルを下げた設計にしています。加えて、桜と商品を一緒に撮影して投稿すると、当選確率が上がる仕組みです。参加のハードルを下げつつ、熱量の高いユーザーからのUGC生成に成功しました。
富士サファリパーク
富士サファリパークは、Instagramのインスタントウィンを来場者向けキャンペーンとして世界で初めて実施して、成功を収めました。
園内で撮った写真をハッシュタグ付きで投稿すると、スロットゲームに参加できます。動物を模したカチューシャやしっぽを景品とし、「園内で着けたい」と思わせて参加を後押ししました。投稿を見たユーザーの来場機会増加と、顧客ロイヤルティの向上に貢献しています。
雪印メグミルク
雪印メグミルク公式アカウントは、特設ページで自社商品を材料とするスイーツレシピや紙パック工作を募集し、夏休みの自由研究キャンペーンとしました。
ファミリー層のユーザーに役立つ情報を提供してキャンペーン参加率を上げています。プレゼントされるドールの詰め合わせが人気で、特設ページの情報や内容が支持されました。
TikTok|SNSプロモーションの成功事例
TikTokの最大の魅力は爆発的な拡散力です。成功事例の多くは、キャンペーンの主眼に「楽しさ」をおいています。若い世代が能動的に参加できるようなキャンペーンを行った事例も人気です。
江崎グリコ
江崎グリコは、毎年11月11日をポッキー&プリッツの日としてイベントを行っています。TikTok公式アカウントでは、期間中「ポッキー何本分体操」の動画をハッシュタグ付きで募集しました。
「11月11日のポッキー&プリッツの日に渋谷の街頭ビジョンで動画が流れる」インセンティブが、
若者の参加を増やしました。拡散力の強いTikTokの特性と若者の方向性がマッチした成功事例です。
シーブリーズ
シーブリーズは、ターゲット層であるZ世代に向けたマーケティングに注力しています。
TikTokでは、ハッシュタグ「#シーブリーズど青春ダッシュチャレンジ」を使ったキャンペーンを実施しました。優秀な作品はシーブリーズのTikTok広告で採用され、人気を集めました。Z世代の嗜好にあったダンスチャレンジで、ターゲット層への効果的なブランド訴求を行いました。
チームラボボーダレス
SNS映えのスポットを強みとするミュージアムのチームラボボーダレスは、TikTok公式アカウントでミュージアム招待券のプレゼントキャンペーンを行いました。
おすすめスポットを紹介する動画に、指定のハッシュタグを付けて投稿するキャンペーンです。当選者600名に完全貸切の特別招待チケットがプレゼントされました。
投稿を見た人がミュージアムへ来館することも期待できる好例といえます。
出前館
フードデリバリーサービスの出前館は「出前館De食レポ」キャンペーンを実施しました。
これは、画面に現れる食べ物を食べて食レポをするハッシュタグチャレンジです。エフェクトの最後には、注文時に使えるクーポンコードが表示されます。参加ユーザーだけでなく、閲覧したユーザーにもアプローチして利用促進を行いました。
J:COM
J:COMは、ハッシュタグチャレンジ「#もののけついてんね」を実施しました。優秀な投稿は渋谷街頭ビジョンで放送をするキャンペーンです。「自分の投稿が放送されるかもしれない」という期待が若者の心を掴みました。
イメージキャラクターのざっくぅと楽しく踊る楽しさもあり、サービスの訴求に成功しました。
SNSでプロモーションをするメリット
SNSプロモーションは、商品やサービスの認知度を高めます。そのため、新規顧客の獲得につながるでしょう。
また、SNSは、ただ広告を見るだけでなく、ユーザーが自らキャンペーンに参加できます。この自発性によって、企業のイメージが向上しやすい点がメリットです。
商品やサービスの認知度が高まる
キャンペーン情報の拡散により、商品やサービスを知らない層にも情報が届きます。
商品やサービスの認知度を高めたいとき、幅広いターゲット層にリーチを取れるSNSは効果的です。SNSキャンペーンは商品やサービスの認知拡大に適しているでしょう。
新規顧客の獲得につながる
SNSキャンペーンは、スマートフォンひとつで簡単に参加ができます。ユーザーはフォローやリツイートで気軽にキャンペーンに参加できるため、商品やサービスの情報が自然に拡散します。
「この商品を使ってみたい」「サービスを利用してみたい」と思う人が現れ、新規顧客の獲得につながるでしょう。
企業に対してよいイメージを抱いてもらえる
SNSキャンペーンはユーザーが自発的にリツイートやフォローを行います。ユーザーによる盛り上がりも期待できるため、商業的な側面が目立ちません。
SNSで拡散した情報はユーザーの嗜好が反映されています。他のユーザーへ安心感を与えやすく、企業に対してもよいイメージを抱いてもらえるでしょう。
SNSプロモーションを成功させるポイント
SNSプロモーションを成功させるには、SNSの特性の活用が必要です。マーケティングの基礎をおさえつつ、参加ハードルを下げ大多数にアプローチすることが重要でしょう。
3M(マーケット・メディア・メッセージ)を意識する
マーケット(誰に伝えるか)、メディア(どこに伝えるか)、メッセージ(何を伝えるか)の3Mはマーケティングの基本です。SNSプロモーションを行う際、どれかが欠けていると、失敗しやすくなります。
「ターゲットはだれか?」「どのSNSが良いのか?」「コピーはどうするのか?」など必ず実施前に3Mを押さえておきましょう。
思わず参加したくなる理由を設定する
プレゼントやインセンティブは、参加したくなる設定にしましょう。「参加したい」と思うユーザーが多いと成功の可能性が高まります。
インセンティブは、豪華さよりも楽しさや共感を持てる内容にするとよりよいでしょう。企業に好感度を抱かせた状態での参加を促せます。親近感があるインフルエンサーの起用も効果的です。
ユーザーの反応を積極的に拾う
ユーザーとの交流は、SNSマーケティングのポイントです。SNSプロモーションは、ユーザーの投稿や拡散で効果を発揮します。
企業がユーザーの反応を積極的に拾えば、より一層ユーザーとの一体感が生まれ、キャンペーンを盛り上げられるでしょう。
まとめ
SNSプロモーションは、ユーザーと企業の一体感を作る施策が効果的です。ユーザーが気軽に参加できて、楽しめる内容を用意しましょう。インフルエンサーの起用は、SNSプロモーションの効果をさらに高めます。
弊社wonderXは、SNSプロモーションが強みです。インフルエンサーのキャスティングを軸にしたPRプロモーションを多数手掛けています。SNSに合わせたインフルエンサーを起用したい方はぜひ活用してください。
株式会社wonderXの特徴
- 影響力の高いトップインフルエンサーからユーザーにより近い存在の1~5万人前後のフォロワー数のインフルエンサーまで幅広く網羅
- 最短即日の候補者の初回提案が可能
- 女優、タレント、配信者のアサインも可能
- YouTubeやInstagram、X(旧Twitter)、TikTokなど多くの媒体に対応
- キャスティングだけでなくSNSプロモーションの企画設計、実施、レポーティング、改善と連続したサポートが可能
SNSプロモーションを検討されているときには、弊社にぜひご相談ください。
(参考: 『wonderX inc.』)