企業がYouTubeで広告を出すメリットとは?成功事例や成功のポイントを解説

ビジネスマンと多様な動画が散りばめられた画像

YouTubeは世界で25億人以上もの月間ユーザーを有し、日本での利用者は7,000万人に上ります。

さまざまな広告の手法を検討するうえで、YouTube広告に興味を持つ企業も多いのではないでしょうか。

YouTubeで広告を出稿すれば多くのユーザーへアプローチでき、販売の促進へつなげることが可能です。

そこでこの記事では、企業がYouTube広告を利用するメリット・デメリット、費用相場や成功のポイントについてご紹介します。

(出典: 『statista』)

(出典: 『Google』)

※目次※

  1. 企業がYouTube広告を利用するメリット
  2. 企業がYouTube広告を利用するデメリット
  3. YouTube広告の費用相場
  4. 企業がYouTube広告で成功するためのポイント
  5. 企業がYouTube広告を出稿する方法
  6. YouTubeに広告を出稿した企業の成功事例
  7. まとめ

企業がYouTube広告を利用するメリット

多くの動画が列になって並んでいる様子

企業がYouTube広告を利用するメリットには、リーチ数の多さや費用の安さ、効果検証のしやすさなどさまざまなものがあげられるでしょう。

ここでは、得られるメリットについて5つ紹介します。

予算が安価で済む

YouTube広告はテレビCMに比べて安価な予算で出稿できる点がメリットです。

YouTube広告の費用が発生する仕組みは複数あります。1クリックごとに課金、30秒以上の再生で課金、表示回数が一定に達した場合に課金などです。

30秒以上の再生での課金は広告をスキップされた場合は課金されませねん。クリック課金については、クリックされなければ費用が発生しません。

リーチできるユーザーが多い

YouTube広告では、世界のユーザーに向けてアプローチできることがメリットです。

2023年1月の月間データでは、世界に25億1,400万人のユーザーがいることを示しています。日本の月間ユーザー数は、2022年5月の月間データで7,000万人です。

テレビCMは指定した日本のチャンネルでしか放送できず、基本的に自宅で視聴されるためアプローチの機会が限られます。一方、YouTubeは移動中でも視聴できるため、ユーザーとの接触機会が多いこともメリットです。

(出典: 『statista』)

(出典: 『Google』)

設定したターゲットにアプローチできる

YouTube広告は、ターゲットを絞って配信できます。たとえば、居住地域や年齢、性別、趣味嗜好などです。

企業が設定した内容とユーザーの特性をAIが判断し、ターゲットとなるユーザーに対して広告を配信します。そのため、テレビCMよりも高い費用対効果を期待できるでしょう。

YouTubeから他の媒体へ誘導できる

YouTube広告は、広告動画をクリックして他の媒体へ誘導できる点がメリットです。広告を見たその場で商品やサービスの情報を得られるため消費行動を促しやすく、販売の促進につながります。

一方、テレビCMでは、広告を見た視聴者が自らスマートフォンやパソコンを使って検索しなければ詳細を得られないため、商機を逃しやすいでしょう。

効果検証できる

YouTube広告は、ツールを使ってリアルタイムで効果を検証できます。検証で使うツールは、Googleが提供するGoogleアナリティクスです。

広告の運用中でも配信の状況を確認してターゲットを見直したり、オークションの入札価格を再設定したりできるため、費用対効果を高められます。

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企業がYouTube広告を利用するデメリット

デメリットを示す腕を組んだビジネスマン

本章では、YouTube広告のデメリットについて詳しくご紹介します。

費用対効果が得られない可能性がある

ターゲットの相違や競合との差別化、動画のクオリティなどが原因で、費用や時間をかけても効果を得られない可能性があります。

動画は高品質なだけでなく、最初の数秒で心を掴むストーリー性や編集技術が重要です。また、バナーも同様に、視聴者の目を引くデザイン性が求められます。費用対効果を高めるためには、外注することもおすすめです。

広告はスキップされる可能性が高い

YouTubeの動画広告はスキップされる可能性が高く、効果を見込めない可能性もあります。動画を視聴している際に、「スキップ」という表示をクリックした経験がある方も多いのではないでしょうか。

広告は抵抗感があるため、飛ばされやすい傾向にあります。費用は発生しにくいですが、最後まで見られなければ広告としての効果を見込めません。ボタンを配置したり、ストーリー性を持たせたりして行動を促す工夫を施すことがポイントです。

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YouTube広告の費用相場

見積書と電卓

YouTubeの広告費用は、オークション制であるため随時変動します。また、広告の種類によっても価格は変動します。

広告の種類と相場は以下のとおりです。

広告の種類

概要

費用相場

課金条件

TrueView

インストリーム広告

動画冒頭・途中で流れる動画広告。開始5秒でスキップ可能

2円~25円

30秒以上視聴、もしくは1クリック

TrueViewアクション広告

TrueViewインストリーム広告にボタンがついた広告

3円~20円

1クリック

TrueView

ディスカバリー広告

検索画面・関連動画で表示される広告

3円~20円

1クリック

バンパー広告

動画冒頭・途中で流れる動画広告。最長6秒、スキップ不可

400円~600円

/1,000回表示

1,000回表示

アウトストリーム広告

YouTube以外のWebサイトの広告枠・SNSで流れる広告(モバイル限定)

10円~500円/1,000回表示

広告面積の50パーセントが2秒以上表示された場合を1回として1,000回表示

マストヘッド広告

YouTubeのホーム画面上部に表示される広告

1日あたり

数百万円

日別もしくは表示回数(1000回)か選択可能

オーバーレイ広告

YouTube内でのバナー広告(パソコン限定)

400円~600円

/1,000回

3円~20円/1クリック

1クリック、もしくは1000回表示

動画制作の外注は、数万円~50万円前後はかかると考えておきましょう。さらに、運用も依頼する場合の費用は、広告の費用に加えて初期費用5万円程度と広告費用×20パーセントの運用手数料が相場です。

動画の制作費は、動画の長さやクオリティで異なります。手数料も目安のため、見積を依頼して確認することがおすすめです。

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企業がYouTube広告で成功するためのポイント

チェックボタンを指差すビジネスマン

初めてYouTube広告を運用する場合、どの企業も失敗したくないと考えるでしょう。

ここでは、企業がYouTube広告を成功させるためのポイントについてご紹介します。

動画冒頭5秒で心を掴む

広告がクリックされたり、長時間視聴されたりするためには、動画の冒頭5秒が重要です。人は開始数秒でスキップするかを判断するといわれています。

スキップを防ぐためには、インパクトを与える編集をしたり、音楽を活用したりして視聴者の心を掴みましょう。

ターゲット・目的を明確に設定する

YouTube広告で効果を得るためには、広告のターゲットと広告を出す目的を明確にすることがポイントです。制作するコンテンツの内容や動画の落とし所にも関わります。

ターゲットとするポイントは、視聴者の居住地域・視聴する時間帯・年代・性別・興味関心などです。広告を出す目的には、ブランドの認知拡大・売上の向上・ファンの増加などがあげられるでしょう。

効果を検証するためにも、具体的に数値化することがポイントです。

他の媒体と連携させて誘導する

集客への効果を高めるために、リスティング広告やInstagram広告などの他媒体と並行して運用することがおすすめです。接点を増やすことで相乗効果を期待できるでしょう。

また、目標を商品の販売やファンの獲得とした場合は、他の媒体に誘導し消費行動を促すことが重要です。たとえば、連携先や問い合わせ先をSNS・LP・Webページなどにするとよいでしょう。

広告感を出さない動画を制作する

YouTube広告を視聴してもらうためには、広告感を出さないコンテンツを作ることがポイントです。YouTubeを見る視聴者はエンタメ性を求めているため、「広告は早くスキップしたい」「広告が流れると不快」と感じる場合があります。

そのため、ストーリー性を持たせたり、音楽を使ったりして広告感を出さないようにすることが重要です。ターゲットが親近感を抱き、視聴したいと思わせるストーリー作りをしましょう。

視聴者に親しみを持たせる方法として、YouTuberの広告起用もあげられます。広告のターゲット層とYouTuberのファン層が一致していれば、広告に対して良い印象を持ってもらえるでしょう。

ただし、起用するYouTuberは慎重に選ぶ必要があります。炎上リスクがあるYouTuberを選ぶと、商品やサービスの印象にも悪影響を与えます。

困ったときは、インフルエンサーのキャスティング会社への依頼がおすすめです。YouTubeに強みを持つ会社へ依頼すれば、自社に合うYouTuberのキャスティングだけでなく、広告についてのアドバイスももらえます。

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企業がYouTube広告を出稿する方法

撮影の合間に会話する男女

YouTube広告の出稿を前向きに検討する企業の方は、出稿までの具体的な流れが知りたいのではないでしょうか。

ここでは、自社で動画を制作する場合と運用代行会社に依頼する場合の2パターンの流れをご紹介します。

自社で動画を制作し出稿する

動画を制作するにあたって、まず、広告を出稿する目的やターゲットの設定を明確にしましょう。詳細を決定すれば、次は動画の制作です。広告の内容を企画し、動画を撮影したりアニメーション動画を制作したりしましょう。編集作業が完了したら、タイトルやタグ付けなどをします。

最後は広告の設定です。Googleアカウントの登録をして、Google広告から「キャンペーン」を作成し、ターゲットや予算を設定しましょう。設定が完了したら動画を入稿し、審査に通れば配信開始です。

運用代行会社に依頼して出稿する

運用代行会社へ依頼する場合は、広告のイメージ・ターゲット層・費用の上限など、こちらの要望を詳細に伝えます。外注する場合も自社制作同様に、広告を出稿する目的やターゲットをあらかじめ決めておくことがおすすめです。

運用代行会社に依頼するメリットは、企画の立案・動画の制作・運用の管理・効果の分析などをトータルでサポートしてもらえる点でしょう。また、動画の出演者をキャスティングし制作を支援する企業もあります。

自社で運用するよりもノウハウがあるため、効率的な運用と成果が期待できる点もメリットです。

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YouTubeに広告を出稿した企業の成功事例

動画を見て高評価する男女

YouTube広告を運用し、実績を上げている企業があります。検討している企業にとっては重要な参考資料になるでしょう。

ここでは5社の事例をご紹介します。

Uber Eats|人気女優を起用したシュールな広告

人気女優の安達祐実さんと芦田愛菜さんを起用した広告です。公式YouTubeでは4,000万回以上再生されています。概要欄には注文できるサイトのURLや、Uber Eatsの概要が掲載されており、認知拡大と販促が期待できます。

(参考: 『安達祐実さん&芦田愛菜さん 今夜、私が頂くのは… 読書篇 15″ |Uber Eats』)

日清食品株式会社|戦隊モノのユニークな設定

カップヌードルのスーパー合体シリーズのために制作された、「スーパー合体、再び 篇」です。Web限定のCMでユニークな設定が話題を呼びました。描写のテンポが早くエンタメ性もあるためスキップされづらく、最後まで見てもらえる仕上がりです。

SanSan株式会社|笑ってしまうドラマ調

名刺管理システムの必要性や便利さが伝わる、ドラマ仕立ての広告です。有名芸能人を起用し、ビジネスシーンを連想しやすい設定と笑えるストーリーが好感を呼んでいます。近年では、SanSan株式会社のようなBtoB企業でもYouTube広告を配信し、認知度を高めるケースが増えています。

(参考:『CMギャラリー』)

ビジョナル株式会社|必要性を感じさせるストーリー

人材紹介業を行うBizreachの広告です。転職の悩みや不安な感情を表現し、必要性を感じるストーリーに仕上げています。お馴染みの掛け声「ビズリーチ」が視聴者にインパクトを残すでしょう。概要欄には、求職側・採用側のどちらもアクセスできるURLが配置されています。

(参考:『テレビCM 「キャリアの健康診断」篇』)

日本道路株式会社|BtoB企業の新卒向け広告

日本道路株式会社が新卒者に向けて制作したYouTube広告です。ターゲットの新卒者に、自社の技術力を伝えるという目的が明確に設定されています。再生回数は22万回にのぼり、認知の拡大に成功しているといえるでしょう。

概要欄にはエントリーサイトや採用HPのURLも配置し、動画を見た人が行動しやすい設計に工夫されています。

(参考:『【技術編】日本道路 新卒採用ウェブCM#1』)

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まとめ

世の中の至る所で高評価、フォロー、コメントされている

YouTube広告は世界のユーザーを対象にでき、また、ターゲットを選別して広告を出せる点がメリットです。少額から出稿でき、テレビやWebサイトなど他の媒体とも連携できるため、費用対効果が高いといえるでしょう。

成功のためには、ターゲットやサービスのイメージに合う出演者を選ぶことも重要です。wonderXでは、インフルエンサーやタレントのキャスティングをサポートしています。YouTube広告のキャスティングでお困りの際はぜひお気軽にご相談ください。

 

株式会社wonderXの特徴

  • YouTuberをはじめとしたあらゆるジャンルのタレントに広告契約の依頼が可能
  • 過去の投稿を分析し、最良なインフルエンサーを選定・投稿内容をご提案
  • プロモーション効果が高い新規インフルエンサーをアサイン
  • 企画設計、アクティビティの実施、PDCA運用まで一気通貫でサポート
  • 候補者の初回提案まで最短即日ご対応

(参考: 『wonderX inc.』)

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