TikTokでのPR活動を成功させるために、ポイントを知りたいという方も多いのではないでしょうか
TikTokの活用事例を参考にすることで、その秘訣を読み解くことが可能です。
そこでこの記事では、有名企業の事例を取り上げて解説し、メリットや成功させるポイントについても紹介します。
※目次※
TikTokでプロモーションを行うメリット
TikTokでプロモーションを行うメリットには、以下のようなものがあります。
- インフィード広告が一般の投稿と同じフォーマットで違和感がない
- 拡散力の高いアルゴリズムでフォロワーが少なくても多くのユーザーにリーチできる
- ハッシュタグ広告でユーザーがプロモーションに参加できる
- 全画面表示の広告を配信できる
- とくに若年層の利用が顕著である
全画面表示と拡散力は、他のSNSと比較しても独自性のあるメリットだといえるでしょう。
TikTokプロモーション成功事例10選
この章では、有名企業によるTikTokプロモーションの成功事例を紹介します。
楽しく役に立つ動画を、企業ではなくひとりのユーザーがTikTokに投稿するような感覚で配信する事例が多い傾向です。
DROAS|ビフォーアフターの紹介
DROAS(ドロアス)は株式会社I-ne(アイエヌイー)が展開する、肌によい「泥」を髪に応用するかたちで開発された商品ブランドです。公式TikTokのフォロワー数は7,000人を超えており、プロモーションにはモデルで女優の八木莉可子さんを起用しています。
プロモーションは、商品開発の様子や使用でのビフォーアフターを紹介する動画に、八木さんが出演するCMやメイキングを混ぜて流す構成です。
八木さんの長くきれいな髪に泥がかけられるシーンへコメントが寄せられており、フォロワーからの反響がうかがえます。
(参考: 『DROAS【公式】』)
FUJIMI|利用までの流れを解説
FUJIMI(ふじみ)はトリコ株式会社のパーソナライズビューティブランドです。スキンケアやサプリメントなど体を内側から美しくする商品を展開し、公式TikTokは3,000人を超えるフォロワーを獲得しています。
プロテインの作り方を紹介する動画をはじめ、サプリメントやスキンケアなどさまざまな情報を配信しています。また、商品の使い方を解説する動画でおすすめの利用法を分かりやすく伝えています。
朝活の様子を短編映画にした投稿には作り込みに感動するコメントが寄せられており、視聴者への印象付けに成功したといえるでしょう。
(参考: 『FUJIMI(フジミ)』)
NIKE Japan|ハッシュタグで動画投稿を誘導
スポーツ用品ブランドNIKEを提供するナイキジャパンは、TikTokの公式アカウントを持たずにTikTok広告(ハッシュタグ広告)を活用してプロモーションを展開しています。
オリジナルのエフェクトフィルターを用いた動画にハッシュタグを付けて投稿し、その動画をユーザーが自分の投稿へ利用できるようにしました。
新しい学校のリーダーズとのコラボレーションも相まって、#NIKE塾ポーズチャレンジのハッシュタグは42M(4,200万回)以上再生されており、好評を博しています。
(参考: 『#NIKE塾ポーズチャレンジ』)
UQモバイル|CMの曲でダンス動画チャレンジ
UQモバイルはUQコミュニケーションズ株式会社の格安モバイル通信機器のブランドです。TikTokの公式アカウントでの配信を行っておらず、ハッシュタグ広告によるプロモーションを展開しています。
#UQ三姉妹チャレンジ のハッシュタグキャンペーンはTV-CMと連動した企画で、CMに流れる「UFO」の音楽を使用してユーザーがダンスを投稿できるようにしました。
世間から好評を博して多くのユーザーが参加し、再生回数は56.8M(5,680万回)以上を超えています。また、人気投稿のコメント欄も盛況です。
(参考: 『#UQ三姉妹チャレンジ』)
アリシアクリニック|広告感のない広告動画
医療法人社団美実会アリシアクリニックは、全身医療脱毛・レーザー脱毛を専門としているクリニックです。TikTokではインフィード広告でメッセージ性のある動画を配信しています。
動画は、人気グループ緑黄色社会の音楽にのせて女性が街を駆けぬけ、終盤で「ワタシがすき。セカイがすき。」というキャッチコピーを表示し、最後にクリニックを紹介する構成です。
世の中に流されず自分らしい生き方をイメージさせる動画には、16.4K(16,400回)以上の「いいね」が寄せられ、好感度の高い動画に仕上がっています。
(参考: 『アリシアクリニック・インフィード広告』)
クラシル|15秒で料理が完成する動画が好評
クラシルはdely株式会社が運営する料理レシピ動画サービスです。公式TikTokのフォロワー数は3万人を超えており、簡単に作れる時短レシピ動画を配信して多くの「いいね」を集めています。分かりやすく、真似しやすいように撮影された動画は、ユーザーの満足度向上に貢献するでしょう。
最近では料理に使う道具や周辺アイテムに注目した動画も流しており、プロの料理人が愛用する道具やユーザーのお気に入りアイテムなど、さまざまな料理アイテムを紹介しています。
(参考: 『クラシル【公式】』)
グリコ|ポッキーの日にキャンペーン開催
江崎グリコ株式会社はポッキーの公式TikTokでPR活動を展開しており、16万人を超えるフォロワー数を誇ります。
毎年11月11日を「ポッキー&プリッツの日」とし、2018年には同日のプレイベントとして
#ポッキー何本分体操 のハッシュタグチャレンジを5日間実施しました。オリジナル曲「あなたのHappy何本分?」にのせてダンスをする内容です。
期間中にユーザーの動画が23,600本投稿され、総再生数は2,730万回にのぼっています。
(参考: 『ポッキー公式』)
スクウェア・エニックス|インフィード広告を活用
ゲームコンテンツを提供する株式会社スクウェア・エニックスは、自社の公式TikTokを持たずに、ゲームコンテンツでアカウントを開設しています。
「ファイナルファンタジーXIV/FF14」の公式アカウントでは、登場キャラを通してゲームの世界が体験できる動画を配信しており、「〇〇を見つけて!」などの問いかけで多数のコメントを集めました。
また、「ドラゴンクエストタクト」のインライン広告の配信を行っています。
(参考: 『ファイナルファンタジーXIV/FF14【公式】』)
マクドナルド|ハッシュタグチャレンジが人気
ハンバーガーチェーンの日本マクドナルド株式会社は公式TikTokでPR活動を展開しており、フォロワー数は12万人を超えています。
ハッシュタグチャレンジ #ティロリチューンとは、マクドナルドでポテトが揚がったときのメロディ「ティロリ♪」に合わせてユーザーがダンスを投稿するものです。このチャレンジは短期間で1億回以上再生され、膨大なヒットを記録しました。
(参考: 『マクドナルド』)
ユニクロ|大規模なキャンペーンを実施
ファストアパレルブランド・ユニクロの公式TikTokは、フォロワー数が10万人を超えています。世界的なハッシュタグチャレンジ #UTPlayYourWorld を開催し、7億回以上再生されました。世界で最も視聴された日本発のTikTokキャンペーンです。
このチャレンジでは、インフルエンサー選出オーディションを実施してグランプリを選出し、国内で放映されるTV-CMへの出演権を与えています。
モデルになりたいユーザーがクオリティの高い動画を投稿し、チャレンジは大いに盛り上がりました。
(参考: 『ユニクロ【公式】』)
TikTokプロモーションを成功させるポイント
ハッシュタグチャレンジやインライン広告は、プロモーションに効果的です。
ここからは、動画の作り方や構成について、押さえた方がよいポイントを解説します。
最初の数秒に力を入れる
ユーザーが「面白そう」「自分に関係ありそう」などと判断するタイミングは冒頭から数秒の間であるため、その間にインパクトのある動画を制作することが重要です。
TikTok広告は通常の投稿と同じフィードに流れるため、ユーザーは流れてくる投稿を次々とスクロールするため興味のないものは飛ばすことが多いでしょう。
冒頭に力を入れ飽きられないようにすれば、最後まで視聴してもらえる可能性が高まります。
広告感のない動画を作る
インフィード広告には通常の投稿に紛れて表示できるというメリットがありますが、広告だと分かると無視される可能性も高いといえます。
一般のユーザーが投稿するような人物や背景を用意したり、ドラマや映画のような美しいシーンを表現したりと、広告と判断されにくいコンテンツに仕上げる必要があるでしょう。
また、商品・サービスの名前は最後に紹介し、商材は控えめにアピールすることがおすすめです。
TikTokの利用者層を知る
TikTokのプロモーションを成功させるためには、利用者層を把握する必要があります。見当違いのターゲットに向けて配信しても効果は限定されるでしょう。
自社の商品・サービスがTikTokでどのような層に支持されているのかを明確にします。そのうえで、利用者が好む表現方法や登場人物、場面を検討し制作することが重要です。
トレンドや流行を掴む
TikTokでは、ハッシュタグや楽曲・クリエイターや動画などそれぞれにトレンドがあり、日々変化しています。そのほか、ファッションや撮影・編集テクニックなどにも流行があるでしょう。
商品・サービスに関連するトレンドを日々リサーチしておき、話題性があるうちに配信すると効果的です。
音楽にもこだわる
プロモーションは視覚だけではなく聴覚へも訴えられるため、音楽にもこだわることがポイントです。動画の目的やイメージに合わせてTikTokで人気のある楽曲を選んだり、楽しくなるような楽曲をオリジナルで作成するとよいでしょう。
ただし、独自の楽曲を使いたい場合は、著作権の関係から自分(自社)が作成した音楽でなければなりません。仮に著作権フリーであっても、音源を動画に使用すると「原番権」の侵害になる場合があります。
人気のインフルエンサーを起用する
プロモーションにインフルエンサーを起用すると、拡散が期待できます。インフルエンサーを支持するユーザーをターゲットに取り込むことも可能です。
プロモーションのターゲットがインフルエンサーの支持層にふくまれている場合は、消費行動の促進を見込めます。また、ターゲットがインフルエンサーに好感を持つ場合、商品・サービスのイメージ向上につながるでしょう。
インフルエンサーには専門とする分野があるため、自社の商品・サービスにマッチした分野から選ぶことがおすすめです。
また例えば、弊社のようなキャスティング会社に依頼することで、最適なインフルエンサーを起用できます。
wonderXでは、インフルエンサー・タレントなど、幅広い専門性に対応したキャスティングが可能です。予算やご状況に応じてご提案が可能ですので、ご興味がございましたらぜひご相談ください。
(参考: 『wonderX inc.』)
炎上対策を事前にとる
炎上を未然に防ぐために、対策は抜かりなく行いましょう。
TikTokは多感な若年層の利用が顕著であり、投稿に対して過剰な反応を起こす場合があります。炎上すると会社や商品のイメージが低下し、回復させるために多くの努力と時間を要するでしょう。
必要のない言葉や人の気持ちを煽る表現で誤解を生むことのないよう、言葉や演出には気を付けることが重要です。また、投稿前に社内でチェックする体制を設けるとよいでしょう。
コメントを故意に荒らすユーザーも存在します。そのような場合の対応についても予め定めておくことが肝心です。
まとめ
TikTokのプロモーションには、ハッシュタグチャレンジやインライン広告が効果的です。目的に合ったインフルエンサーを起用することで、さまざまな媒体への拡散を期待できます。
wonderXではインフルエンサーやタレントのキャスティングを軸とし、各種の人気SNSを対象に幅広いプロモーションの展開が可能です。また、日本で唯一の男性特化型インフルエンサー事務所も運営しており、要望に添ったキャスティングを実現します。
株式会社wonderXの特徴
- TikTokだけでなく、Instagram、YouTube、X(旧Twitter)など幅広く対応
- インフルエンサー、VTuber、YouTuber、芸能人、タレントの紹介も可能
- 最短1日で候補者の初回提案が可能
- 広く知名度の高いトップインフルエンサーや1~5万人前後のフォロワーを抱えているインフルエンサーなど幅広く紹介が可能
- キャスティング、企画立ち上げ、実施、レポーティング、改善点と連続したサポートが可能
インフルエンサー・VTuber・タレントのキャスティングをご検討の際は、弊社までぜひお気軽にご相談ください。
(参考: 『wonderX inc.』)