広告を制作するにあたって、タレントを起用したいと考える方もいるのではないでしょうか。
タレントを起用するためには芸能事務所にコンタクトを取るほか、キャスティング会社に依頼するという選択肢もあります。
そこでこの記事では、おすすめの起用方法やポイントについて紹介します。
※目次※
タレントを起用する方法
タレントを起用するためには、次のような方法があります。
- 芸能事務所に連絡する
- タレントに直接依頼する
- キャスティング会社に依頼する
- サブスク会社を活用する
タレントの起用に慣れていない場合、芸能事務所に直接コンタクトを取ることは難易度が高いため、慣れていない場合はおすすめできません。タレントへの直接の依頼も同様です。
タレントの起用は、キャスティング会社に依頼することが最も失敗しない方法でしょう。そのほか、毎月定額の費用を支払ってタレントとの契約を仲介してくれる、タレントサブスクリプションサービスもおすすめです。
タレントを広告に起用するまでの流れ【4STEP】
タレントを広告に起用するためには、
①起用タレントの候補を決める
②芸能事務所やキャスティング会社に依頼する
③費用やスケジュールを交渉する
④広告を撮影する
というステップで進めるとよいでしょう。
ここからは、起用までの流れを紹介します。
①起用タレントの候補を決める
最初のステップは、起用するタレントの候補を決めることです。自社の商材やターゲットとなる消費者のイメージを考慮して、適していると思われるタレントをピックアップします。
キャスティング会社や仲介業者を利用する場合は、自社でピックアップしたタレントを伝えるか、希望するイメージを伝えるとよいでしょう。また、キャスティング会社が保有しているタレントのリストを参考にし、候補を決めるとスムーズに進みます。
②芸能事務所やキャスティング会社に依頼する
起用したいタレントが所属する芸能事務所へ直接依頼する場合は、事務所が示す方法で交渉を進めることが多いでしょう。
契約内容・価格・契約期間・契約書などについて自社で交渉をする必要があるため、芸能事務所との交渉には慣れが必要です。そのため、業界に精通したキャスティング会社へ任せると、そういった交渉も代わりに行ってくれるので、よりよい結果を生み出せる可能性が高いでしょう。
③費用やスケジュールを交渉する
芸能事務所との交渉では、出演料やその他に必要な経費を確認し、撮影の日程や広告の配信期間についても話し合って明確にしましょう。
上記について双方の合意が得られれば、契約書を作成し、正式に契約を結びます。契約書は、先方のひな型を利用するかこちらで作成するかを話し合いのもと決めます。いずれにせよ、弁護士などの専門知識のある方に確認をしてもらうことがおすすめです。
④広告を撮影する
広告の撮影を行うためには、カメラマン・機材・ヘアメイク・スタジオなどの手配も必要です。
広告会社やキャスティング会社に依頼する場合は、それらの制作部隊(制作会社)の手配も行ってくれるため、自社で準備する必要はありません。
ただし、キャスティング会社に依頼している場合でも、撮影現場での立ち合いが必要になることがあります。撮影に不備のないよう、立ち合いに関するルールについて事前に確認しておくとよいでしょう。
おすすめはキャスティング会社への依頼
芸能事務所に依頼する場合は、企業や広告代理店が交渉を直接行わなければなりません。
キャスティング会社に依頼すれば、交渉やさまざまな段取りを一任することが可能です。
ここからは、キャスティング会社に依頼するケースについて紹介します。
メリット①細かい手続きを任せられる
キャスティング会社に依頼すれば、芸能事務所やタレントと交渉する際の文書の取り交わし、報酬やスケジュールの調整、制作会社の手配などに関する細かい手続きを行ってくれます。
契約に関するトラブルの心配も少なく、トラブルが発生した場合にもスムーズに対処してもらえるでしょう。また、キャスティングのプロのため、段取りも迅速です。
メリット②自社にあうタレントを起用できる
キャスティング会社へ自社の企画について説明すれば、その内容や予算に応じて最適なタレントを提案してくれます。
自社がイメージしているタレントを伝えた上で提案をしてもらうことも可能です。もし、希望が実現しなかったとしても、キャスティング可能な代替のタレントを提案してもらえる場合もあるでしょう。
幅広い取引先を持つキャスティング会社であれば、イメージに近いタレントを起用できる確率も高くなります。予算次第では、誰もが知るような有名芸能人を起用できる可能性もあるでしょう。
メリット③競合他社とのタレント被りを防げる
自社での起用を検討しているタレントが、競合会社ですでに起用されている場合があります。
キャスティング会社に依頼すれば、競合会社の調査を行った上で交渉をしてもらえるため、タレント被りを防げます。
自社にとっても芸能事務所にとっても、安心できる方法といえるでしょう。
メリット④起用方法のアドバイスをもらえる
キャスティング会社にもよりますが、予算が限られている場合はどのようなタレントに依頼すればよいか、短期での起用は可能かなど、起用方法についてさまざまな相談ができます。
芸能事務所やタレントの細かな情報を外部からは把握しにくいため、自社の力だけで「企画に最適なタレントを起用する」ことは難しいでしょう。芸能界に精通し信頼のあるキャスティング会社だからこそ、芸能事務所と対等に交渉できます。
メリット⑤短期・長期両方対応できる
キャスティング会社に依頼すれば、企業の意向を聞いて最適な契約方法を取ることが可能です。
タレントを起用する契約には、1、2年程度の短期契約と、数年以上にわたる長期契約とがあります。どちらの契約をするのかは、企画の内容によって異なるでしょう。
例えば、キャンペーンなどで旬のタレントを起用して一定の期間に注目を集めたい場合は短期、ブランドのイメージをタレントの起用で形成したい場合は長期というように、企業の要望に応じて契約を進めます。
デメリット①費用がかかる
キャスティング会社へ依頼をすると交渉を一任できますが、その分の費用が発生します。
とくに、長期の契約や有名タレントの起用を行う場合は高額になるため、中小企業では負担できないレベルに達することも多いでしょう。
タレントにこだわらず低予算でキャスティングを行いたい場合は、タレントサブスクを利用することがおすすめです。
デメリット②起用できるタレントに制限がある
キャスティング会社には得意な分野がそれぞれあるため、どのようなタレントでも起用できるわけではありません。俳優のキャスティングが得意であったり、モデルが得意であったり、お笑い芸人が得意であったりします。
さらに、実績が乏しいキャスティング会社の場合は芸能事務所やタレントとのつながりが少なく、希望するタレントにアプローチできない可能性もあるでしょう。
自社の企画でイメージするタレントがどのような分野に属しているのかを調査し、その分野に強いキャスティング会社を選択することが重要です。
タレント起用前に考えたいこと
タレントを起用する前に、自社の状況やタレントを起用する方向性など、さまざまなことを検討し明確にしておくことが重要です。
ここからは、起用前に考えたいポイントについて解説します。
タレントを起用する目的を明確にする
自社の商品・サービスの広告にタレントをなぜ起用するのか、その目的を明確にしましょう。
- 商品力だけでは認知されにくいから
- 短期間で広く認知させたいから
- ブランドイメージを作るために必要だから
などの意図・目的を持つことで、キャスティングの内容やタレントへのイメージが絞り込めます。また、タレントを起用しないという選択も検討できるでしょう。
小さなお店が人気番組に紹介されただけで消費者が殺到したケースもあります。人気タレントを起用する場合は、今後の影響について考えておきましょう。
ターゲット層を分析する
自社の商品・サービスのターゲット層を明確にし、ターゲットが置かれている状況・立場・嗜好・ライフスタイルなどを分析しましょう。広告には、顧客に響くタレントの起用が必要です。
例えば、美容サービスのターゲットが40代以上の女性である場合に、20代の女性タレントを起用しても共感を得られないでしょう。企画次第ですが、男性を起用したほうが注目を集める可能性もあります。
どのタレントを起用しPR活動を行えば効果が出るのか、さまざまな角度から検討してみましょう。
宣伝する内容や方向性を決める
商品・サービスをどのように宣伝するのか、PRの内容や方向性を決めましょう。商品そのもののイメージから固定概念で宣伝内容を決めるのではなく、どのように売りたいかという方向性に沿った表現方法を考えることが重要です。
例えば、従来の商品を新しいターゲットへ訴求する場合には、刷新された表現方法が必要でしょう。また、そのイメージにあったタレントを起用することがPRの核になります。
タレントの好感度やファン層を調べる
顧客から見たタレントの好感度や、タレントのファン層が自社のターゲット層と一致しているかなどを分析しましょう。PR活動には、ターゲットとする世代が好感を抱くタレントを選ぶと効果的です。
同世代から好感を持たれているタレントでも他の世代からはよく思われていない場合や、その逆の場合もあり得ます。また、ターゲット層に特定のタレントのファンが多いこともあるでしょう。企業とタレント、双方の層を一致させることが重要です。
起用にかかる費用を試算する
タレントの起用に必要なことを整理して、それぞれにかかる費用を試算しましょう。
費用の支払い先は、以下のように分けられます。
- 芸能事務所やタレント
- 広告代理店
- キャスティング会社
- 制作会社
広告代理店を通して芸能事務所と制作会社に依頼する場合、広告代理店が提示する料金の内容を調べる必要があります。キャスティング会社を通す場合も同様です。
また、費用はテレビCMやインターネット広告など、PR活動を行う媒体によっても異なります。
タレントを活かす広告を考える
単なるイメージ作りのためだけでなく、タレントと商品との関係性が意味を持つような広告を企画しましょう。タレントが生き生きとして見える広告は、消費者からの反応をよいものにします。また、商品がタレントによってブランディングされ「〇〇といえば〇〇」というように認知させることも可能です。
タレントには演技のポテンシャルや話芸の巧みさなど、個性・特技などを活かした魅力が各々にあります。魅力を引き出し、タレントを活かして商品を引き立てる広告を作りましょう。
まとめ
タレントの起用を検討している方は、キャスティング会社への依頼がおすすめです。
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(参考: 『wonderX inc.』)