インスタ広告を審査に通すコツ|禁止されている広告や審査落ちの対処方法

Instagramを利用する人のイメージ

インスタ広告を始めたいものの、審査の基準が分からないという方も多いのではないでしょうか。審査の流れや禁止事項を事前に把握しておくことで通過しやすい広告を制作でき、スムーズな配信が可能です。

そこで今回の記事では、インスタ広告の審査基準や通過のコツを紹介します。

※目次※

  1. インスタ広告とは
  2. インスタ広告を審査に通すコツ
  3. Instagramで禁止されている広告
  4. インスタ広告における審査の流れ
  5. インスタ広告が審査落ちしたときの対処法
  6. まとめ

インスタ広告とは

SNSで広告を発信する様子のイメージ

インスタ広告とは、SNSサイトであるInstagramのユーザーに向けて配信できる広告です。InstagramはMeta社が提供しており、画像中心の情報を発信するSNSとして若い世代から高い人気を誇ります。

Instagramで広告を配信することは、若年層に向けたブランドや商品の周知に有効です。

また、予算や目的に合わせた課金方法が選択できるため、低予算でも始めやすいといえます。

インスタ広告の種類

インスタ広告は、広告の目的に応じてさまざまな掲載先やフォーマットが用意されています。

  • 写真広告:画像とテキストで構成された広告です。詳細ページに移動するためのリンクを設定できます。
  • 動画広告:静止画ではなく動画を用いた広告です。フィード・ストーリーズ・リールに配信できます。
  • カルーセル:1つの広告に複数の画像・動画を表示する広告です。画像ごとにリンクを設定できます。
  • スライドショー:複数の静止画にテキストや音楽を付けたものです。動画よりも手軽に、視覚効果の高い広告が作れます。
  • コレクション:ユーザーの行動や興味・関心をもとに、Meta社が提供する製品カタログから商品を表示できます。

インスタ広告の審査について

インスタ広告を表示するためには、サービスを提供するMeta社の広告ポリシーに反していないかどうかの審査を受ける必要があります。審査を通過できなかった広告はInstagram上に表示されません。

予定通りの日時に広告を配信できなかったり、内容が変わったりすると売上機会の損失へつながります。商品のPR効果だけではなく、審査に落ちないように意識して広告を作りましょう。

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インスタ広告を審査に通すコツ

審査結果のメールが届く様子

審査に落ちにくい広告の傾向を知っておくことで、スムーズに広告を配信できます。広告制作の前に、禁止事項を確認しておきましょう。

また、禁止事項に引っかからなくても、伝えたいことが分からない広告は審査に落とされる可能性があります。

禁止されている広告を確認する

Instagramを提供するMeta社は、広告に禁止事項を設定しています。細かいジャンルに分けてさまざまな項目が禁止されているため、掲載したい広告が抵触しないかどうかを確認しておきましょう。

広告そのものに含まれる画像やテキストだけではなく、広告のリンク先の内容も審査の対象です。代表的な禁止事項には、以下のようなものがあります。

  • 人種や国籍などへの差別につながるコンテンツ
  • タバコおよび関連機器
  • 成人向けコンテンツ

(参考: 『Meta 広告規定の紹介』)

ランディングページを機能させる

インスタ広告では商品の画像を見せるだけでなく、クリックすることで自社サイトに移動する作りの広告がメジャーです。

広告の画像やテキストには問題がないのにふるい落とされてしまった場合は、広告のランディングページ(リンク先)が原因のひとつに考えられます。ページが未完成だったり、リンクがエラーになっていたりしないかどうかを確認しましょう。

また、ランディングページからユーザーが離脱しようとした際に、ポップアップを表示して移動を妨げることは禁止されています。

画像とテキストの割合を考える

先に紹介した禁止事項に抵触していなくても、見にくい広告、特に画像に対してテキストが多すぎる広告は審査を通過できないことがあります。テキストが多すぎると、一目で情報が伝わりにくくパフォーマンスが出ない=質が低い広告とみなされるためです。

サムネイル全体に対してテキストの文量が2割程度を超えないようにすると、審査に挑戦しやすくなります。文章で説明せず、画像を中心に据えた分かりやすい広告作りを心掛けましょう。

提供する商品やサービスを明確にする

より多くの情報をユーザーに伝えるため、情報の取捨選択をしていない広告があります。しかし、1つの広告に複数の情報を詰めこむとメインの商材が分かりにくくなり、訴求の面では逆効果でしょう。一目で要点を把握できない広告は、ユーザーに興味を持ってもらえません。

内容が分かりにくい広告はパフォーマンスを出せないため、テキストが多すぎる場合と同様、審査で落ちやすくなります。広告に用いる画像は分かりやすいものを選び、簡潔なキャッチコピーを付けると効果的です。

また、提供する商品やサービスにあうインフルエンサーを起用する方法も有効です。インフルエンサーのファン層と、宣伝する商品のユーザー層が一致しているとより良いでしょう。

広告を見た人が「好きなインフルエンサーが出ている」「この人が紹介しているなら信頼できる」「実際に使ってみたい」と思うような広告を作れば、宣伝効果が上がります。

商品に年齢制限があるかどうかを確認する

広告を打ち出す商品やサービスの内容によっては、広告掲載申請時に記載する項目が増えたりターゲティングが制限されたりします。掲載する広告に年齢制限が必要かどうかを事前に確認しましょう。

例えば、Meta社は未成年のユーザーに対してはアルコールに関する広告の表示を制限しています。そのほか、薬の広告は市販薬であっても18歳未満のユーザーを対象にできません。また、処方薬の広告は年齢制限だけでなく、書面による許可が必要です。

(参考:『Meta 広告規定の紹介』)

個人情報を掲載しない

広告のターゲットを絞り込もうとするあまり、個人の性質を特定するような広告を見たことがある人も多いのではないでしょうか。

インスタ広告では個人情報を掲載することが禁止されています。個人を特定できるような画像・動画・テキストなどは、広告で使用しないようにしましょう。

インスタ広告の審査は広告のリンク先も対象です。広告の画像に問題がなくても、リンク先に個人を特定できるような画像が含まれる場合は審査に引っかかる可能性があります。

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Instagramで禁止されている広告

禁止事項を止める様子

ほかのWebサイトではよく見る形式の広告でも、インスタ広告では禁止されていることがあります。禁止事項を把握せずに広告を制作すると審査で落ちることがあるため、どのような広告が禁止されているのかを制作前に確認しましょう。

肌の露出が多い画像を使う広告

Meta社の広告規定では、成人向けのコンテンツを配信できません。成人向けコンテンツではなくても、閲覧者に性的なイメージを連想させる画像や動画は規制の対象です。肌の露出が多い人物が写っていると判定基準に触れてしまう場合があります。

広告配信側には性的なイメージを想起させる意図がなくても、肌の露出の多い画像は規制の対象です。特に化粧品やファッションに関する広告を配信する際、知らずに引っかかってしまうケースがよく見られます。

誇張表現を使用している広告

商品やサービスの効果について、確約できない効果や非現実的な結果を連想させる広告は禁止されています。画像だけではなく、テキストによる「これを使えば〇〇キログラム痩せる」「〇〇センチメートル細くなる」という表現も禁止事項です。

虚偽や誇張とみなされた内容を繰り返し掲載しようとする広告主には制限がかけられることもあります。商品・サービスの効果を誇張したり、不確かな効果を断定したりしないようにしましょう。

ビフォーアフターを含む広告

ダイエット器具や化粧品などの使用前・使用後を画像で示した広告(ビフォー・アフター画像)は、テレビCMやWeb広告などでよく見られます。しかし、インスタ広告ではビフォー・アフター画像を用いた広告はふるいにかけられやすいものの1つです。

商品の使用感はユーザーによって異なるため、「この商品を買えば必ずこうなる」と確約するような画像を広告へ掲載することは禁止されています。また、商品を使用する前の体型・肌質は好ましくないと発信していることも、ユーザーに不快感を与える要因です。

個人の特性に触れる広告

Web広告や折込チラシなどで「体重〇〇キログラム以上の方に」などの宣伝文句を見掛けたことがある方も多いでしょう。

インスタ広告では、個人の特徴が断定・暗示されるキャッチコピーを付けてはいけません。個人の外見や思想を差別するコンテンツの掲載を禁止しているためです。

購買意欲を後押しするためにターゲットの年齢や性別を絞り込み過ぎると審査に引っかかってしまうことがあるため、申請前にテキストを確認しましょう。

わざと情報を隠す広告

広告において記載するべき情報をあえて隠し、リンクをクリックしないと見られないようにした広告は望ましくありません。広告の体をなしていない邪魔なコンテンツと判断されるためです。

内容を一目で理解できない広告はほかの広告の表示枠を圧迫するため、ユーザーから反感を買いやすい傾向にあります。リンク先へ飛ばなくても必要な情報が伝わる広告を心掛けましょう。

閲覧者の感情を煽る広告

見た人の感情を煽るような衝撃的な画像や動画が人目に留まりやすいことは確かです。一方、目にしたことで強い不快感を覚える人もおり、商品やブランドへの不信感につながります。

また、「〇〇しないと駄目」「知らない人は遅れている」というように、ユーザーの不安や反感を煽るキャッチコピーも控えましょう。Meta社の広告ガイドラインで禁止されている「誤った情報」「差別的な行為」とみなされ、審査に通らない可能性があります。

QRコードの記載された広告

インスタ広告を作る際、別の場所で使った広告用の画像をそのまま使おうと思う企業も多いのではないでしょうか。

Webサイトでの広告や折込チラシには、商品の紹介ページへ誘導するためにQRコードを記載しているものがあります。

しかし、Instagramを含むMeta社のサービスではQRコードを広告に載せることができません。広告ポリシーで禁止されている「存在しない機能の画像」に該当するためです。

動画の再生ボタンのように見せかけた画像をクリックさせてリンク先に飛ばすことも禁止されています。

(参考:『Meta 広告規定の紹介』)

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インスタ広告における審査の流れ

スマートフォンで審査の結果を受け取る様子

Instagramへ広告を出すためには、まずFacebookのページとInstagramのアカウントを連携させます。Instagramだけに広告を流す場合でもFacebookのアカウントが必要になるため、事前に取得しておきましょう。

次に、広告の目的や名前、予算などの情報を入力します。必要な情報を入力したら最後に設定内容を一覧で確認し、問題がなければ審査の結果を待ちましょう。内容の審査は多くの場合、24時間程度で完了します。

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インスタ広告が審査落ちしたときの対処法

考えている人

広告が審査で落とされた場合、どのポリシーに抵触したのかを結果通知のメールで教えてもらえます。該当する可能性のある箇所を修正し、もう1度申請しましょう。

審査の基準は規定を読んだだけでは把握しきれない部分もあり、思いがけず落ちてしまうことがあります。1度審査に落ちても問題のないように、余裕のあるスケジュールを立てておくとよいでしょう。

確認しても広告ポリシーに反している箇所が見当たらない場合は、異議申し立てもできます。

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まとめ

Instagramで情報を集める人

Instagramは若年層からの支持が強く、情報拡散力の高いSNSです。売上機会を逃さないためには、審査をスムーズに通過できる広告が高い効果を発揮します。

株式会社wonderXはSNSへのPRを得意とし、あらゆる分野でのキャスティングが可能です。インスタ広告の制作を検討している場合は、ぜひ弊社へご相談ください。

 

株式会社wonderXの特徴

  • Instagramだけでなく、YouTube、X(旧Twitter)、TikTokなど様々なSNSマーケティングに対応
  • キャスティング、企画立ち上げ、実施、レポーティング、改善と一気通貫したサポートが可能
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インスタ広告を検討する際には、弊社にご相談ください。

(参考: 『wonderX inc.』)

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