SNSマーケティングを取り入れたいが、何から始めてよいか分からない人も多いのではないでしょうか。各SNSの利用者層や特色を把握すると、自社に合ったSNSを選択できます。本記事では、インスタにおけるSNSマーケティングの特色やメリットについて解説します。
※目次※
インスタと他のSNSマーケティングとの違い
代表的なSNSと、それぞれのSNSマーケティングの特徴を以下に示します。
・Instagram：写真や動画を中心とした視覚効果が高いSNSです。そのため、ブランディングに活用しやすいという特徴があります。特にファッション・コスメ・グルメなどに適性があります。また、Instagramにはショッピング機能が搭載されているため、ECサイトとの親和性が高いです。
・X（旧Twitter）：文字でのコミュニケーションが中心のSNSです。匿名性の高さとユーザー間での情報拡散力の強さが特徴です。そのため、フォローやリポスト(旧リツイート)などを応募条件とするキャンペーンの実施と相性が良く、魅力的な賞品を用意できれば拡散が期待できます。
・Facebook：Facebookは、実名で登録する点が大きな特徴として挙げられます。30〜40代の男性が主要ユーザーで、特にビジネスマンの割合が多いです。そのため、BtoB商材やビジネス関連のプロモーションに向いています。
・YouTube：動画を投稿したり、ライブ配信でユーザーとコミュニケーションをとれるSNSです。4G・5G回線の普及もあり、動画の視聴者数は増加傾向にあります。YouTuberに自社商品のPRを依頼したり、自社でYoutTubeチャンネルを開設し登録者を増やすマーケティング手法が有効です。
・TikTok：短い動画が中心のSNSです。10〜20台のユーザーが多く、若年層向けのSNSマーケティングに適しています。TikTokはフォローしていないユーザーの投稿であってもフィードにおすすめとして表示されることが多いため、人気の出る動画を作れれば多くの人にリーチできることが特徴です。そのため、クリエイティブに力を入れることがマーケティングで成果を出す秘訣といえます。
インスタでSNSマーケティングをする方法・事例
ここからは国内のインスタにおけるSNSマーケティング事例を紹介します。
アカウントの運用｜EARTH FRIENDLY
EARTH FRIENDLYはインスタでの情報発信に力を入れています。
EARTH FRIENDLYのマーケティングが成功した要因は、ユーザー視点の情報発信です。ユーザーの役に立つ情報を発信して、投稿の最後にさりげなく商品情報を掲載しています。そうすることで、ユーザーは押しつけがましさを感じず、自然と商品に興味を持ってくれるのです。
また、商品情報に掲載するキャッチコピーは誰が見ても分かるものを意識し、情報拡散力が高いリール投稿を積極的に利用している点も特徴です。
広告の配信｜CIPICIPI
2020年に日本で設立された化粧品ブランドのCIPICIPIは、インスタ広告を積極的に活用している企業です。CIPICIPIは単純に商品を紹介する広告ではなく、ユーザーが関心を持ちクリックしたくなる工夫を取り入れた広告を配信しました。
例として、イラストを使った性格診断を取り入れた広告があげられます。この広告をクリックするとDMから性格診断を受けられる点が特徴です。診断後はユーザーの結果から、タイプに適した製品を含むWebページに移動できます。
CIPICIPIは通常の広告に加えてユーザーの目を惹くキャンペーンを取り入れました。結果として、Webサイトへのアクセス数を73％増加しています。
（参考: 『META公式サイト』）
キャンペーンの利用｜森永製菓
食品会社の森永製菓は、SNS上で若年層向けのコンテストを開催しています。
「＃森永甘酒＃30日チャレンジフォトコンテスト」はインスタとX（旧Twitter）で開催されたフォトコンテストです。当キャンペーンは企業のPRだけではなく、対象商品である甘酒が持つ美容・健康効果の認知拡大も目的としていました。対象商品が写る写真にキャンペーン用ハッシュタグを付けて投稿すると、エントリーできます。
当キャンペーンには2,500以上の投稿が集まりました。商品を試した顧客による投稿は広告特有の押しつけがましさがなく、情報拡散に効果的です。
インフルエンサーの起用｜フェリクロス
株式会社フェリクロスでは、子育てや生活関連の情報を発信するインフルエンサーを起用しました。
インフルエンサーに子供用トイカメラを紹介する投稿をしてもらうと共に、ストーリーでクーポンコードを配布してもらうという工夫がなされていることが特徴です。自社のターゲット層と合うインフルエンサーを多く選定できたため、売上実績が前月比2.1倍になるという結果が出ました。
インフルエンサーの選定はフォロワー数だけでなく、男女比率や平均リーチ数などに注目して行うことで、広告効果を高めることができた事例です。
インスタのSNSマーケティングのメリット
インスタには、ほかのSNSにはない特徴が多くあります。マーケティングに取り入れると多くの恩恵が受けられるでしょう。
利用するSNSの特徴は、マーケティングにおいて把握しておくべきポイントです。ここからは、インスタをSNSマーケティングに活用するメリットを紹介します。
無料で始められる
マーケティングは、ブランディングや情報発信のために初期費用が必要です。一方、インスタをはじめとしたSNSのアカウント開設は初期費用が無料で行えます。
インスタは、アカウント取得後の通常投稿も費用をかけずに自由に行えます。1つ1つの投稿をブランド周知に活用することも可能です。
会社のイメージ向上につながる
SNSの公式アカウントで効果的に情報発信すると、ユーザーの親近感を得られ、イメージ向上につながります。
投稿内容に統一感を出せば、企業全体のブランドイメージの統一につながります。企業のカラーをSNSでアピールすると、ユーザーにとって企業の情報や取り組みが印象に残りやすくなるでしょう。中には、個性的なキャラクターをつくることによってブランディングを図っている企業もあります。
集客や購入促進を行いやすい
インスタには集客・販売を後押しするさまざまな機能があります。投稿した画像や動画から買い物ができるショッピング機能は代表的な機能です。
気になる商品を自分専用のリストに追加しておく機能や、店舗や施設などの場所を地図上に表示できる機能も、購入促進に貢献します。また、チャット機能を使えば、商品に関する情報や支払いまでの流れを完結させることが可能です。
これらの機能により、インスタだけで、企業や商品の発見から購入までを一貫して行えます。
インフルエンサーの好感度を活かせる
インフルエンサーによる投稿は、企業が広告を出すよりもユーザーに受け入れられやすいです。好感度の高いインフルエンサーであれば、さらに説得力が増すでしょう。
商品のターゲット売り込みたい層とインフルエンサーのファン層が合致していることはもちろんのこと、ファンからの好感度が高いインフルエンサーを選ぶと広告効果は高まります。
ファン層がターゲットになる
インフルエンサーと協力したマーケティングを行うと、インフルエンサーのファンが企業や商品に興味を持つきっかけになります。潜在的なターゲット層へのリーチに有効で、見込み客増加に効果的です。
好きな芸能人やインフルエンサーが宣伝するものを選ぶファンは多くいます。継続して同じインフルエンサーを起用すれば、広告塔としてユーザーの印象に残るでしょう。ファン層の取り込みに有効です。
インスタのSNSマーケティングを成功させるポイント
インスタマーケティングを取り入れる際、ただ投稿や広告を発信すればよいわけではありません。ここからは、SNSマーケティングを成功させるために押さえたいポイントを紹介します。
マーケティングの目的を決める
SNSマーケティングの最初のステップとして、マーケティングの目的やターゲット層を決めます。「○○％アクセス数を伸ばす」のように数値目標を決め、そこから逆算して施策を決めましょう。
目的やターゲットが定まっていなければ、投稿や施策にブレが生じて、閲覧しているユーザーに戸惑いがうまれてしまいます。
インスタのアルゴリズムを理解する
SNSは各媒体ごとに情報表示のアルゴリズムが異なります。
インスタは投稿場所によって異なるアルゴリズムが組み込まれています。それぞれで評価される項目は異なりますが、共通して重要な指標といえるのはクリック数・いいね・コメントの数です。
そのため、いいねやコメントを促すような投稿を意識しましょう。
投稿内容を分析する
SNSマーケティングにおいて、どのようなユーザーが投稿に興味を持っているのかの把握は重要です。分析ツールを用いて投稿や広告のクリック率やエンゲージメントをチェックし、定期的に分析と改善を行いましょう。
前回と比べてインプレッションが増えた投稿と減った投稿を比べると、改善すべきポイントが把握できます。数値をもとに広告を改善すると、目標達成に効果的です。
炎上リスクを考慮する
SNSマーケティングにおいて炎上は致命的です。一度の炎上が長期にわたって悪影響を及ぼすおそれもあります。SNSに情報を投稿する前に不適切な表現や画像が含まれないかを確認し、炎上の予防を心掛けましょう。
万が一、炎上してしまった場合は速やかな謝罪・対応と対応が必要です。該当する投稿の削除だけでなく、真摯な対応を心がけましょう。炎上後の対応が遅くなると、企業の信頼性に影響します。
好感度の高いインフルエンサーを選ぶ
インフルエンサーマーケティングを取り入れると、情報拡散に高い効果を発揮します。
ただし、起用するインフルエンサーは誰でもよいわけではありません。発信する情報を好みそうなファンが多く、かつ好感度が高いインフルエンサーを選ぶと、広告効果が期待できます。
キャスティングの手間を抑えたいときは、キャスティング会社に相談しましょう。企画や商品のターゲットに合ったインフルエンサーの候補を提案してもらえます。
まとめ
インスタはSNSマーケティングにおいて重要な役割を担うプラットフォームです。
弊社は、インフルエンサーのキャスティング事業を行っています。インスタでのマーケティングで、インフルエンサーによるPRをお考えの際は是非弊社にご相談ください。最短1営業日で貴社にとって最適なインフルエンサーの候補を提案させて頂きます。
株式会社wonderXの特徴
- インスタだけでなく、YouTube、X(旧Twitter）、TikTokなど各種SNSマーケティングに対応
- インフルエンサーに加えて、タレント、芸能人、VTuber、YouTuberなどさまざまなキャストの紹介が可能
- キャスティングから企画立ち上げ、実施、レポーティング、改善と一貫したサポートが可能
- 最短1日でインフルエンサーの初回提案
- 1～5万人前後のフォロワーを抱えているインフルエンサーから10万人以上のフォロワーがいるトップインフルエンサーまで幅広く紹介が可能
インスタを使ったSNSマーケティングを検討する際には、弊社にご相談ください。
（参考: 『wonderX inc.』）
