リール広告は、Instagramのリール投稿の合間に表示される広告です。そのため、ユーザーの目に入りやすく、広告の効果が期待できます。
しかし、リール広告は比較的新しく、情報が少ないことが現状です。「リール広告がどのような機能か知らない」「効果的なやり方が分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
リール広告の特徴や広告作成のコツが分かれば、自社の商品やサービスを効果的にアピールできるでしょう。そこでこの記事では、インスタのリール広告を分かりやすくご紹介します。
※目次※
- インスタのリールとは
- インスタのリール広告とは
- インスタのリール広告のメリット
- インスタのリール広告のデメリットと対処法
- インスタのリール広告にかかる費用
- インスタのリール広告を出稿する手順
- インスタのリール広告を作る時のコツ
- まとめ
インスタのリールとは
Instagramのリールは、BGMやエフェクトを組みあわせた15〜90秒の縦型動画です。モバイルアプリは画面下のリールタブから閲覧できます。通常の投稿と同じようにいいね機能があり、Instagramのフィードやストーリーズでシェアも可能です。
リールは、Instagramのモバイルアプリのタブに実装されています。リールはフォロワー以外のユーザーにも積極的に表示され、多くの人の目にとまりやすい機能です。リール動画の内容が良ければ、多くの再生数が獲得できます。
インスタのリール広告とは
リール広告は、リール投稿の間に表示される動画広告です。通常のリールと同じように、いいねやコメントの機能も搭載されています。
リール広告で紹介している商品やサービスの詳細は、ボタンを押すだけで確認可能です。画面の下にあるCTAボタンから、ユーザーを自社サイトに誘導できます。
リール広告は、スマートフォンの全画面で表示される点が特徴です。ダイナミックな動画で商品の紹介ができるでしょう。リール広告は、今後新機能が追加される可能性もあります。
インスタのリール広告のメリット
リール広告の利用にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは、リール広告の6つのメリットを紹介します。各メリットを詳しくみていきましょう。
通常の広告の合間に表示される
リール動画を上にスワイプすると、ユーザーの興味にあわせた動画が次々に表示されます。リール広告は、通常のリールの合間に表示される広告です。ユーザーが動画の内容に興味を持てば、広告とは意識せずに最後まで視聴するでしょう。
もちろん、動画がつまらなければすぐにスキップされてしまいます。そのため、クオリティの高い動画制作が大切です。
配信されるタイミングが多い
リール広告は、リールタグ・発見タブ・フィード・ストーリーと複数箇所から配信されます。例えば、ストーリーズ広告はストーリーズの閲覧画面にしか表示されません。他のインスタ広告に比べて、配信されるタイミングが多い点もリール広告のメリットです。
広告表示のタイミングが多ければ、人の目につきやすくなります。リール広告が目に入った時に思わず視聴したくなるような動画を用意して集客に繋げましょう。
ターゲットを細かく設定できる
インスタ広告はターゲットを細かく設定できます。入稿する際にターゲットを設定すれば、狙った層のユーザーに広告が届くでしょう。インスタ広告は、地域・年齢・性別・興味関心・行動など、細かいターゲティングが可能です。
リール広告に限らず、広告で効果を引き出すには適切なターゲティング設定が欠かせません。自社の商品・サービスにあうようにターゲットを設定しましょう。
フォロワー以外の人の目にも留まる
リールは、ユーザーが選択して選ぶ形式ではありません。自分の興味関心に沿った動画が配信されます。フォローをしていないアカウントのリールも配信されるため、新しいコンテンツを探す人にとっては便利な機能です。
リール広告は、通常のリールと同じくフォロワー以外の人にも配信されます。多くの人の目に留まりやすい点は、広告配信する上で大きなメリットです。
訴求内容を数十秒で伝えられる
動画は視覚と聴覚の両方から情報の把握が可能です。文章や写真に比べて、動画から得られる情報は多いといえます。テキストと写真だけの広告より、動画の方が商品やサービスの魅力が伝わりやすく、効果的です。
リール広告で宣伝を成功させる場合、数十秒でユーザーを引き付ける工夫が欠かせません。動画広告のよさを十分に利用して、広告を作成しましょう。
競合が比較的少ない
リール広告は、2021年6月から始まった新しい機能です。リール広告が使えるようになってから年数が浅く、配信の準備が整っていない企業もあるでしょう。
リール広告は、競合他社の数が比較的少ない状態です。一方、リールを視聴するユーザーの数は増えています。リール広告を活用する企業が少ない今こそ、競合他社と差を付けるチャンスです。
インスタのリール広告のデメリットと対処法
リール広告は、メリットだけでなくデメリットもあります。デメリットを知り、対策を検討することが大切です。リール広告のデメリットと対処法を紹介します。
始まったばかりの広告でノウハウが少ない
実装されて年数が浅いリール広告は、出稿している企業がまだ少数のため、世の中にノウハウが蓄積されていないことが現状です。
リール広告を出稿する場合、少ない情報をもとに準備をすすめます。リール広告を作成するときは、いいね数やコメント数が多い動画を参考にしましょう。
動画の長さは最大30秒と短い
リール広告の動画再生時間は最大で30秒です。リール広告で成果をあげるには、短時間の動画でユーザーの心を掴むことがポイントになります。短い動画で必要な内容が把握できるよう工夫して、動画を作成しましょう。
数秒で商品やサービスの魅力を伝えるためには、高い訴求力と動画作成スキルが必要です。成功しているリール広告を参考に、短時間でユーザーを引き付けるコツを研究しましょう。自社でのリール広告制作が難しい場合は、SNS広告専門会社の利用がおすすめです。
動画の質が低いと効果が薄くなる
リール広告に使う動画は、何でもよいわけではありません。リールは、画面を上にスワイプすると新しい動画が次々に再生されます。ユーザーは、誰が投稿したかではなく、どのような動画かを基準にリールを閲覧するでしょう。質の低い動画はすぐにスキップされるため、リール広告の効果が薄くなるでしょう。
リール広告の運用時は、動画の質を高め、ユーザーが思わず最後までみたくなる工夫を検討してください。
インスタのリール広告にかかる費用
インスタのリール広告は、1日100円の予算から出稿可能です。予算や配信期間を自由に設定できるため、予算にあわせた運用ができます。大企業だけでなく、広告費用を抑えたい事業者にも、インスタのリール広告はおすすめです。
インスタ広告には、課金システムが4つあり、それぞれ単価が異なります。それぞれの詳細と単価の相場は、下記の通りです。
- CPC(クリック課金):広告クリックで発生(1クリック40~100円)
- CPM(インプレッション課金):広告表示ごとに発生(表示1,000回ごとに500~1,000円)
- CPI(アプリインストール課金):広告経由でアプリインストールすると発生(1インストール100~250円)
- CPV(動画再生課金):広告の動画が再生されると発生(1再生4~7円)
単価の安さで課金システムを選ぶのではなく、広告に求めるものを考慮して選択しましょう。
また、支払いのタイミングは決済方法で変わります。Instagramの決済方法は、手動決済と自動決済の2種類です。手動決済は、事前に費用を入金して24時間単位で残高から支払います。自動決済は、設定した請求単位額に達した段階で請求される仕組みです。支払い方法は、クレジットカード・PayPal・デビットカード・銀行振込から選択できます。
インスタのリール広告を出稿する手順
インスタのリール広告出稿までの手順を紹介します。
- Instagramでアカウントを作成し、ビジネスアカウントに移行する
- ビジネスアカウント移行後に「広告」を開き「広告作成」をクリックする
- 広告の目的を選択する
- 広告の目的を設定したら、キャンペーンの詳細・掲載期間・オーディエンスの選択をする
- 配置オプションで「手動配置」を選択、「配置」でInstagramリールにチェックをする
- コールトゥアクションの選択をする
広告の目的は下記の6点から選択できます。自社の広告にあわせて設定しましょう。
- コンバージョン
- リーチ
- トラフィック
- 動画の再生数アップ
- ブランドの認知度アップ
- アプリのインストール
すべての手順を終え、広告の審査が完了したら、リール広告が掲載されます。
インスタのリール広告を作る時のコツ
インスタのリール広告で成果をだすには、ユーザーを引き付けられる動画作りが大切です。
ここでは、インスタのリール広告を作るコツを6つ紹介します。6つのコツそれぞれについて、詳しくみていきましょう。
冒頭3秒に力を入れる
リールに投稿した動画が最後まで閲覧されるかどうかは、冒頭部分にかかっています。最初の数秒でどれだけユーザーの目を引くかが勝負です。ユーザーが「続きをみたい」と思わなければ、動画は最後まで見られません。思わず最後までみてしまうようなリールは、冒頭にユーザーを引き付ける内容が盛り込まれています。
リール広告の冒頭3秒で、動画の主旨を簡単にまとめましょう。インパクトがある内容も合わせて持ってくると、効果が期待できます。ユーザーが何を知りたいかを考慮し、最後まで視聴したくなる動画を作成しましょう。
縦型を意識して動画のサイズを考える
Instagramにおける画像や動画の表示方法は、横型長方形・正方形・縦型の3つです。リール広告は縦型でスマートフォンの全画面に表示されます。
リール広告を作成する際は、スマートフォンの縦フルスクリーンで視聴しやすいかを意識しましょう。テキストが表示される部分や広告ボタンと重なる部分にも考慮する必要があります。
流行っているリールの形式を参考にする
ユーザーが閲覧したくなるリール広告を作成したい場合、話題のリール動画が参考になります。再生数が多いリールには、ユーザーにとって魅力的な内容が盛り込まれているでしょう
どのような動画が多く再生されているのかを研究すると、ユーザーの心を掴めます。人気があるリールから広告にあう動画を探して、参考にしながら動画を作りましょう。
映えを意識した動画にする
Instagramで話題となるコンテンツは、インスタ映えがポイントです。リール広告の動画を作るときは、インスタ映えを意識しましょう。
Instagramは、他のSNSと比べて画像や動画のクオリティが重視されます。ユーザーが魅力を感じないと、すぐに離脱されるでしょう。
Instagramのユーザーはトレンドに敏感な若者が多いといえます。トレンドを意識した、インスタ映えのリール広告が効果的です。
ただし、商品やサービスの内容によってはトレンドだけでは効果は出ません。広告の内容にあわせたインスタ映えで、自社をアピールをしましょう。
ループしても違和感がない編集をする
リールは、スワイプをしないと繰り返し再生されます。リール広告を作る際は、ループしても違和感がないような編集をしましょう。ユーザーがついリピートしてしまうような演出の追加がおすすめです。
動画を何度か視聴すると、動画の表示時間・回数も増えます。視聴者の記憶に残るでしょう。ループするうちに、いいねやコメントなどのアクションをする人もいるかもしれません。ユーザーからアクションを受けた動画は、他のユーザーに拡散される可能性が高くなります。
動画内容にあったBGMを選ぶ
Instagramの投稿は、BGMを付けているものがほとんどです。ユーザーの興味を引くためにも、動画の内容にあったBGMを選びましょう。
リールで音源をタップすると、同じ音楽を使った投稿の検索が可能です。人気の音源を使えば、ユーザーの目に触れる機会も多くなります。
Instagramで選べる音源以外を使いたいときや、動画作成時にBGMを付けるときは、著作権への配慮が必要です。商用利用可能な音源を使用しましょう。
炎上のリスクを避ける
SNSで一度炎上すると、あっという間に拡散されます。そうすると、企業のイメージダウンになりかねません。炎上は企業にとってリスクが大きく、注意が必要です。
動画の作成時は、個人を特定できる情報や他社の商標が写り込まないようにしましょう。掲載許可のない人や他社商標が写っている場合は、モザイクやスタンプで加工をして隠します。
自己中心的・否定的な発言はトラブルのもとです。動画の中だけでなく、テキストにも配慮した発信を心がけましょう。
間違った情報の投稿は信用問題に関わります。発信する情報に間違いがないかどうかを事前に確認しましょう。
有名なインフルエンサーに出演を依頼する
商品やサービスの利用者層に人気のあるインフルエンサーを、リール広告に起用するという方法もあります。
インフルエンサーの好感度が広告の印象に影響を与えるため、「商品を買ってみたい」「サービスを使ってみたい」という気持ちにつながるでしょう。
ただし、起用するインフルエンサー選びには知識やノウハウが必要です。リール広告を確実に成功させたいときは、インフルエンサー起用に実績があるキャスティング会社に依頼してもよいでしょう。
まとめ
リール広告は新しいサービスです。まだノウハウが少なく、研究を重ねながら運用しなければなりません。情報が少ない分、競合も少ない状態ともいえます。リール広告で自社の魅力をアピールするチャンスです。
リール広告の動画に、商品やサービスに親和性の高いインフルエンサーをキャスティングすると宣伝効果が得られます。弊社は、リール広告の内容にあったインフルエンサーやタレントのキャスティングから企画まで、幅広く対応可能です。リール広告の作成でお悩みの方はぜひご相談ください。
株式会社wonderXの特徴
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リール広告を出す際には、弊社をぜひご検討ください。
(参考: 『wonderX inc.』)